ソヴィエト・ロシアの聖なる景観―社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム

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ソヴィエト・ロシアの聖なる景観―社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム

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  • サイズ A5判/ページ数 417p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784832968394
  • NDC分類 198.19
  • Cコード C3014

出版社内容情報

社会主義体制下のロシア正教に対する社会心性・宗教性を、教会・修道院建築、イコン、フレスコ画他の美術作品の処遇から叙述する。1953年からペレストロイカ開始までの後期社会主義時代を中心に、社会主義体制下のロシア正教に対する社会心性・宗教性を、教会・修道院建築、イコン、フレスコ画他の美術作品の処遇から叙述する意欲作。ロシア語アーカイブ資料やインタビューなど貴重な資料も提供する。

はじめに



第一章 ソヴィエト・ロシアにおける宗教政策の展開と

    宗教の社会的変容



第二章 ソヴィエト・ロシアにおける宗教・社会主義・世俗化

 第一節 神なき後の社会主義か

     ──宗教と世俗をめぐる概念について

 第二節 後期社会主義時代のソヴィエト的公衆と

     宗教文化財への関心

 第三節 小  括



第三章 宗教をめぐる学知の確立

 第一節 第二次世界大戦以前のロシアにおける宗教研究の展開

 第二節 科学的無神論によるソ連宗教研究の完成

 第三節 科学的無神論とは何だったのか

     ──科学的無神論と無神論博物館の活動から



第四章 史跡・文化財保護運動の展開

 第一節 教会建築が文化遺産となるまで

 第二節 大祖国戦争からフルシチョフ体制までの

     文化遺産保護運動の展開

 第三節 ブレジネフ時代の史跡・文化財保護運動

 結 論



第五章 科学的無神論の展開と「信者」の相貌

     ──ウラジーミル州でのフィールドワークを中心に

 第一節 ソヴィエト・ロシア初のツーリズム・センター、

     スーズダリ

 第二節 ウラジーミル・スーズダリ博物館と無神論プロパガンダ

 第三節 信者共同体と博物館によるウスペンスキー聖堂の共同利用

 第四節 「聖地」創造──農村部における信仰と無神論政策

 結 論



第六章 ふたりのアンドレイ ──ルブリョフとタルコフスキー

 第一節 ルブリョフ美術館の開館と一般公開

      ──1947年のモスクワ建都800周年と

        1960年のルブリョフ生誕600周年

 第二節 「六〇年代人」にとってのルブリョフ、

     「六〇年代人」としてのタルコフスキー

 第三節 映画『アンドレイ・ルブリョフ』におけるロシアと

     ナロードのイメージ──正義の使者でも殉教者でもなく

 第四節 再び、ルブリョフへ



第七章 記憶への旅 ──社会主義の経験と景観表象の変容

 第一節 「ロシアの北」という心象地理と場の聖性

 第二節 「驚嘆すべきナロードの芸術」

     ──キジー島における木造建築と民族文化の博物館

 第三節 「神秘の地、ゲニウス・ロキ」

     ──ソロフキの美と隠された痛み

 第四節 語られぬ過去と懐古する語り──ヴァラーム博物館

 結 論 ──聖地はいつも満員御礼



おわりに ──「聖なる景観」……あいまいな愛国主義の聖性



 あとがき

 文献一覧

 人名索引

 事項索引







高橋 沙奈美[タカハシ サナミ]
著・文・その他

目次

第1章 ソヴィエト・ロシアにおける宗教政策の展開と宗教の社会的変容
第2章 ソヴィエト・ロシアにおける宗教・社会主義・世俗化
第3章 宗教をめぐる学知の確立
第4章 史跡・文化財保護運動の展開
第5章 科学的無神論の展開と「信者」の相貌―ウラジーミル州でのフィールドワークを中心に
第6章 ふたりのアンドレイ―ルブリョフとタルコフスキー
第7章 記憶への旅―社会主義の経験と景観表象の変容

著者等紹介

高橋沙奈美[タカハシサナミ]
静岡県浜松市生まれ、岐阜育ち。2003年京都大学文学部現代文化学専攻卒業。2011年北海道大学文学研究科地域文化学専攻博士後期課程学位取得(学術博士)。北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。