目次
序章 ポスト冷戦とロシア外交
第1章 エリツィン‐コズィレフ体制下の外交の再検討―ヨーロッパ安全保障の文脈から
第2章 初期エリツィン政権におけるアジア・太平洋政策の形成過程
第3章 「多極世界」における大国ロシアの追求(1996年1月~1999年12月)
第4章 プーチン政権以降のアジア・太平洋政策(2000年~2012年)
第5章 米中ロ大国間関係の変化とアジア・太平洋政策の刷新
結語 ポスト冷戦期のロシア外交における多国間主義の役割
著者等紹介
加藤美保子[カトウミホコ]
1978年秋田県生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシア東欧課程ロシア語科卒業。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(学術、北海道大学、2011年)。北海道大学スラブ研究センター新学術領域研究プロジェクト・アシスタント(2009‐2010年)、オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ客員研究員(日本学術振興会ITPフェロー、2011‐2012年)を経て、現在日本学術振興会特別研究員PD(慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Krupp
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ソ連の継承国となったロシアのソ連崩壊後から、2010年代前半までの外交を論じる著作。内容としてはエリツィン政権〜プーチン1期2期・メドベージェフ政権下の外交がその議題となっている。先行研究としては伊東1999、松井2003、末澤2002などの対欧米外交と、小澤2000、中野1997、岩下2003などの対アジア外交を論じたものがある(字数の都合で一部省略)。これらの研究に無い視点として、対欧米と対アジア太平洋外交のバランスが偏っていること、つまり、アジア外交が対欧米外交の失敗を挽回するものとして論じられてき2021/01/05
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