内容説明
アイヌ民族に対する諸政策とその影響・彼らによる対応を、史料の徹底した読み込みに基づき、精緻に分析―。“制度と実態”を読み解く。
目次
第1部 明治期の狩猟・漁業規制とアイヌ民族の生業(「北海道鹿猟規則」の制定過程―毒矢猟の禁止を中心に;「北海道鹿猟規則」施行後のシカ猟;オオカミ・ヒグマ・カラスに関する「有害鳥獣獲殺手当」;千歳川のサケ漁規制とアイヌ民族)
第2部 「北海道旧土人保護法」による土地下付と共有財産管理(十勝における土地下付;下付地没収規定の適用実態;「旧土人保護法」以前からの所有地に対する所有権制限;十勝アイヌの共有財産管理)
付論(アイヌ語地名はどう書き換えられたか;「北海道アイヌ協会」と「全道アイヌ青年大会」)
著者等紹介
山田伸一[ヤマダシンイチ]
1968年秋田市生まれ。1992年京都大学文学部卒業。1995年北海道大学大学院文学研究科修士課程(日本史)修了。1996年北海道開拓記念館に学芸員として勤務し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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