内容説明
「こころ」を豊かにする技術とは何か。モード、建築、デザイン、メディア、ライフスタイルなどの諸相から技術社会における感性の役割を再評価し、21世紀に求められる「モノづくり」のあり方を探る。感性社会学への誘い。
目次
感性社会学の射程
モノづくりと感性―日本的感性の発信
西と東を結ぶ道―モードの視点から見た「感性」の機能
産業社会とパートナーシップ
モニュメントの感性
生命のかたち―フンデルトヴァッサーの建築
鉄とガラスの造形
「美学的感性」と「デザイン的感性」―デザインの歴史をめぐって
複製の感性
感性とライフスタイル―感性社会学の一視座
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mkt
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感性①視覚⇄触覚②デザイン、直感的、産出⇄技術、再帰的、変換③形式⇄機能/感性は知性との対比ではない。知性とともに働き、相互に影響を与え合う、人間の基本的な認知能力の一つとなりつつある/生活様式の変化に伴い、感性も変容している/テクノロジーが結果として感性の変容をもたらした→今は感性をターゲットとしてメカニズムを解明し、利用しようとしている/テクノロジーが発展しても価値やあり方は社会の中で決定される/感性は人間と外界を結ぶ基本的な能力。そこには歴史や文化が含まれる/ 20210315読了 282P 45分2021/03/15