内容説明
新しい古都、歴史の証人、科学のネットワーク、芸術の舞台、文学のモチーフ…多様な側面をもつペテルブルグを読み解く。
目次
序 都市から世界へ―サンクト・ペテルブルグの歴史によせて
第1部 都市の成り立ち/学術の歴史(ピョートル一世とサンクト・ペテルブルグの誕生;ライプニッツとロシア―ヨーロッパ史のなかのサンクト・ペテルブルグ科学アカデミー創設;科学都市としてのサンクト・ペテルブルグ;革命の時代のペテルブルグ/ペトログラード;ペテルブルグの言語学―二〇世紀言語学への貢献)
第2部 都市のイメージ/文芸の歴史(ペテルブルグのエネルギー―文学はそれをどう捉えてきたか;ペテルブルグの芸術―美術都市と反コンセプチュアリズム;ナルキッソスの水に映る街―劇場都市ペテルブルグ;過去と現在―ペテルブルグ文学のレトリック)