内容説明
日本競馬の誇るべき特徴は大衆競馬にあり!競走馬生産と馬産地のしくみをわかりやすく解説し、著者年来の主張を提言する。
目次
第1部 競走馬と馬産のはなし
第2部 競走馬のサイクルと牧場
第3部 競走馬経営の特徴と経営タイプ
第4部 繁殖牝馬と種牡馬
第5部 育成のはなし
第6部 競走馬の取引
第7部 日本競馬のしくみ
第8部 馬産地と地域経済
第9部 日高パスポートの夢
著者等紹介
岩崎徹[イワサキトオル]
札幌大学経済学部教授。1943年、横浜市生まれ。東京農工大学卒業、東北大学大学院博士課程修了・農学博士。中央畜産会、日本軽種馬協会、日本中央競馬会の専門委員・調査委員、北海道地方競馬運営委員長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
satsuki
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競馬と言われて一般的に想像するのは賭博だろう。しかし,本書は競走馬生産という「産業」の視点から捉えようとしている。本書が書かれた約20年前に比べ,セレクトセールは売上が大幅に増加し,イクイノックスが世界ランク1位になるなど競馬界を取り巻く環境は大きく変化したが,馬産地が抱える課題や人々の営みという本質は変わらない。馬券を買うだけでは知り得ない生産地の息遣いに触れ,馬産の続く限り終わらない「競馬」という物語の大きさに驚いた。私の買う馬券もまた、その物語を支えているのだと感じている。2025/06/28
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