内容説明
二〇〇〇年度の北海道大学公開講座「二一世紀の教育像―日本の未来へ向けて」で、「教育」を考え、最近行われている新しい試みの実践例を含め、広くさまざまな切り口から、日本の未来へ向けての二一世紀の教育像を考えてみようという意図のもとに企画された。そして子どもたちの心の問題、小学校から大学に至る学校教育のそれぞれの場における諸問題、急速な情報化、国際化の渦中にある日本社会全体との関わりなど、さまざまな面から教育の問題を広く捉えようと考えた。本書はそのときの講義録をもとに編集されている。
目次
第１章 最近の子どもの精神病理―「きれる」子どもたち
第２章 本物にふれる教育
第３章 「学級崩壊」とこれからの学校
第４章 学校が変わる―今日の高校教育改革と総合学科の実践から学ぶこと
第５章 マルチメディア社会における教育―サイバースペースの中の若者たち
第６章 地域と共同し、学び、成長する大学
第７章 世界につながる科学教育
第８章 二一世紀の大学教育―大学の危機と改革の動き、どうなる大学入試
第９章 日本経済と教育―経済構造の変動と日本の教育問題
あとがきにかえて―生涯学習者を育てる大学
著者等紹介
栃内香次［トチナイコウジ］
北海道大学大学院工学研究科教授
木村純［キムラマコト］
北海道大学高等教育機能開発総合センター教授
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