内容説明
北海道大学法学部創基五十周年を記念して企画された論文集。従来の法学・政治学の伝統的な学問区分を越えた学際的構成により、来るべき新世紀の課題を展望。
目次
1 人権の観念と理論の歴史(人権観念の歴史的展開;民の義務から個の人権へ―憲法体制の転換と宮沢俊義の「人権」論)
2 人権論の新局面(子どもの死をめぐる学校の説明責任;国際人権法における国籍取得権;第三世代の人権論―その提起するもの)
3 刑事手続法の歴史と制度(フランス刑事手続における防御権概念の成立;憲法上の一罪)
4 労働法制の新たな課題(職業性疾病認定の一断面―保母等の頸肩腕症候群について;団結権保障システムの展開と課題)