内容説明
がんが再発したら、QOL(生活の質)を保ち、かつ医療側の都合にふりまわされないことも大切。元・国立がんセンター医師が相談事例をベースに解説。がん医療の現状や医療者への問題提起も。
目次
1章 なぜ、がんは再発するのか(再発とは;浸潤と転移 ほか)
2章 どんな治療をするのか(再発がんの治療目的は進行を抑えること;標準治療とは ほか)
3章 自分に合った治療を選ぶには(治療はその後の人生を見据えて決めよう;自分の病状を正確に把握しよう ほか)
4章 治療での不安・不満・不信に対処するには(なぜ不安・不満・不信が起こるのか;患者と医師との間には温度差がある ほか)
5章 QOL(生活の質)を重視した人生を送るには(何かが起こらない限り、病人ではない;QOL(生活の質)を優先する考え方 ほか)
著者等紹介
松江寛人[マツエヒロト]
がん総合相談センター院長、元・国立がんセンター病院放射線診断医長。1936年、東京都生まれ。千葉大学医学部卒業後、国立がんセンター病院放射線診療部勤務。米国タフツ大学放射線科客員教授を経て、1974年、国立がんセンター病院放射線診断医長。2000年、国立がんセンター病院退職後、2001年、がん相談を専門とするクリニック・がん総合相談センターを開設。以来、がんを抱えながら生きていく人の支援に努めている。2012年、ふくしま共同診療所(福島県福島市)院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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