内容説明
「この不調やイライラは、若年性更年期」と思っているあなた!それは、とんでもない間違いです。あなたの女性ホルモン(=卵巣ホルモン)分泌が順調だからこそ身体や精神の不調がもたらされる、それがPMSです。
目次
プロローグ PMSを「更年期」と間違えないで
第1章 PMSの基礎知識
第2章 PMSと卵巣ホルモン
第3章 まず気づく、そしてセルフケア
第4章 PMS対策はこんなにある
エピローグ あとがきに代えて 「治す」より「つきあう」気持ちで
著者等紹介
丸本百合子[マルモトユリコ]
東京生まれ・東京育ち。1974年に東京女子医科大学を卒業後、東京大学医学部付属病院分院産婦人科、同愛記念病院産婦人科などに勤務。2000年、東京・江東区に百合レディスクリニックをオープン。所属学会は日本産科婦人科学会、日本母性衛生学会、日本産業衛生学会など。ジェンダーや男女平等、女性の自立の切り口から産婦人科医療に対して発言、講演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SaTa
12
そろそろこの言葉も市民権を得られ始めてくれているのだろうか。機能が正常な証拠と言われても、重度な症状が出る人間にとっては只々ツラい期間でしかない現実。いつも手元に置いているのだけど、渦中にいる時はつい対処法を忘れてしまうのだよなあ。病気ではないからまだまだ厳しい意見も多いが、自分なりの努力と何よりも周りの人たちの理解のおかげで月の半分寝込むことはなくなった。どうしても月1〜3日は動けなくなるがちゃんと働けるようになった。とにかく付き合うしかないのだ。2017/05/20
くろまによん
3
「普段怒らないようなことで彼女が激怒する」「言葉尻を掴まえてケンカをふっかけてくる時期がある」。これだいたいPMS。この本によれば、この症状を自覚している女性は意外と少ないらしい。女性も男性もPMSをよく知るべきだと思う。そうすれば無用なケンカをしなくて済む。体系的に書いてあって読みやすかった。2014/02/27
まみりん
2
若年性更年期を疑う前に、PMSを疑いましょう。辛いなら婦人科を受診する。まぁ、結局のところ上手く付き合っていくしかないんですけどね。2013/03/05
えび
0
PMSの勉強として読んだ3冊目。 前に読んだ本とほとんど被っており、またなぜかPMSより若年性更年期障害というものは無いという主張に重きを置いてる様に見えて読みにくかった。女性は骨盤の形的にうっ血しやすい、マグネシウムは腸の働きを活発にする、甘い物はマグネシウムの排泄につながる、大豆製品過剰摂取はPMS悪化をもたらす事があるというのが新しい情報だったかな。 基礎体温グラフがついてたので、そこは良かった。2021/03/17