内容説明
本書の初版が出版されてから、六年がたちました。本書のアイデアは、編者の発想によるもので、常日頃患者さんの立場で書いた書物が少ないと感じておられ、患者さんが聞きたい質問をあまり順序にとらわれずに率直に並べ、それに著者が答える形でまとめたものです。六年の間に新しい治療法の開発や、原因に関する進歩が相当ありました。比較的新しい内容―例えば、手術療法のことや家族性パーキンソン病の原因遺伝子発見のお話など―を盛り込むようにしましたが、パーキンソン病にまつわる基本的疑問は年がたっても普遍的なものがありますので、初版の質問事項もできるだけ残すように努めました。
目次
第１章 不安な治療開始期を支えるために（パーキンソン病とは？；パーキンソン病の診断は？ ほか）
第２章 治療法を理解してトラブルを乗り越えるために（パーキンソン病治療の現状は？；パーキンソン病の治療薬は？ ほか）
第３章 積極的な長期治療のために（長期治療の現状は？；症状の日内変動が起きたら？ ほか）
第４章 治療法の進展に期待して（原因究明の研究；若年性パーキンソン病と家族性パーキンソン病 ほか）
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