内容説明
牧野富太郎の名著「牧野日本植物図鑑」(北隆館刊行、1940年)において、最も多くの画を残した画工・水島南平。日本画の素養を持っていた気鋭の画工・水島の原点は、科学的記録としての生物画の世界であった。本書では、水島が大正期に東京府農事試験場と神奈川県立農事試験場で描いた、精緻な新品種(描画当時)の動植物図の数々を紹介している。
目次
植物図(シクラメン(15品種)
スイレン(8品種)
フリージア(12品種)
シャクヤク(17品種)
水島南平と『着色図入 芍薬之研究』―芍薬図の描き手)
動物図(コウライキジ(1図)
ニワトリ(27図)
ニワトリ“ヒナ”(3図)
ウシ(ホルスタイン 雌)(3図))