内容説明
「牧野日本植物図鑑」1957年文化勲章受章。博士の植物に彩られ、喜怒哀楽に満ちた生涯を紐解く!全国各地を訪ねて歩き、集めた標本は40万!研究資金に糸目をつけず、積もった借金何億円?夫唱婦随の貧乏ぐらし、生まれた子供は13人!明けても暮れても草木を調べ、名付けた植物1,500種!―そして、世界の植物学者「MAKINO」が誕生!
目次
利尻
屋久島
東京
神戸
仙台
晩年の東京
佐川、そして今
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
18
朝ドラの予習という事で、植物学者である牧野富太郎博士の生涯をまとめた物を手に取りました。出身地である高知の新聞社編。白い巨塔であーだこーだと言っていても何も進まず、フィールドワークの重要性が分かります。自分が手を動かさずとも回る仕組みを作るのがビジネスだとか言っている方に、目先のマネタイズばかりでなく学問にもお金の使い道を知るという事もあるのでは?というエピソードも。ただ好きなだけでなく、兎に角、画が物凄く上手い。葉っぱの一枚一枚、実の断面図などいちいち素晴らしい。これは植物園で見た感想でした。2023/03/12
Oh!やまびこ
6
植物採集で歩き回った日本各地、土地土地での出来事、その時々の牧野氏の生活を絡め、筆者自らが牧野氏の足跡を辿り記した紀行本といえるであろう。面白く読めた。2023/07/04
犀門
1
No.032★★★★★はい、朝ドラの「らんまん」は毎回録画撮り溜めし、週末に一気に観てます。大泉学園の『牧野記念庭園』にも行きましたもの。いやはや、子供の頃からの植物に対する情熱の半端なさ。研究者となってからの不断の努力。そりゃ貧乏もしたでしょう。それがあったからこそ世界に名を轟かせる人となったのです。感服。関連本を更に沢山読みたい!。2023/05/12
gururi
0
読まれている方が少なく...驚きました。この本も良かったですよ。利尻、仙台、東京、神戸、屋久島など、富太郎の足跡をたどる旅を通して、記者さんが、新たな富太郎の一面を見出したり見出さなかったり。(やっぱりこれでこそ富太郎だなというところも) 牧野富太郎の生涯をおおまかに理解し、次なる本としてオススメ。自分流に牧野富太郎についてまとめてみました。良ければ^^ https://gururi-mu3.com/makinotomitaro/2022/12/21
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