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出版社内容情報
ついに高校を卒業してしまったかおす先生。
高校生という肩書がなくなってしまったことで、
いよいよ漫画家として食べていくことの重大さを
噛み締めたかおす先生は、初のオリジナル作品での連載を目指し、
編集の編沢さんと一緒に頑張ります。
大団円の最終巻です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
18
★★★★★完結してしまうのが残念でならない。かおす先生には毎回毎回深く感情移入してきただけに、これからもずっと見守っていたい気持ちと、彼女の成長を喜ぶ気持ちがないまぜになって、情緒が千々にちぎれた。それでも、彼女たちの未来を感じさせるラストだったのは良かった。2023/03/28
ソラ
7
色々なことに悩みながらへこみながらでも前へ前へ少しずつ進んでいく様に感情移入したし、その周りの暖かさにじーんとした。2023/04/02
チューリップ
4
最終巻。いつの間にかみんな高校を卒業して寮から出る事を考えたりしていて、作中でそんなに時間経っていたのかと驚いた。ほとんどが進学しないで漫画で頑張っていくっぽいのが凄いなと思った。かおすは基本あばばとしていてあんまり成長していないように見えるけど、ちゃんと自分の好きな事を頑張っていて周囲からも応援されていて、気づいたらちょっと前に進めているみたいなゆっくりな歩みなんだけどそれがかおすらしくて良いなと思えた。2023/09/03
びぜんや
3
ストーリーを俯瞰してみると「これ、翼がヒロインなんじゃね?」と思わないでもないですが、もちろんヒロインはかおす先生。うまく行かなくててあばばばばしたり、うまく行ってるのにあばばばばしたり、先のことを考えすぎてあばばばばしたり、自己肯定感の低さ、悲観癖はあいかわらずですが、そんな中でも着実に成長して結果を出したことに好感。「好きなことをあきらめない」言葉にすると簡単だけれど、実行するのは難しいメッセージが確かに伝わって来るまさに大団円でした。★★★★☆2023/04/14
osapon
3
自虐キャラって、あまりにも繰り返されると救いようがないという感じで読んでいるのが辛くなってくるんだけど、かおす先生に関してはそういう感じが全くなかった。これは実績がなかなか出ないながらも常に努力していることが見えて、亀のようなのろさだったけど本当に一歩一歩ゆっくりでも歩みを進めていることが感じ取られたからだと思う。編沢さんと同じ立場で、親の立場で、寮のみんなの立場で、それぞれ丁寧にかおす先生を見つめる姿が描かれてきたおかげだと思う。かおす先生ならきっと続けていけると確信が持てる丁寧な作りだったと感じた。2023/03/28