まんがタイムＫＲコミックス ＫＩＲＡＲＡ ＭＥＮＵ １４０６ 甘えたい日はそばにいて。 〈１〉

川井マコト

芳文社（2017/12発売）

• サイズ コミック判／ページ数 119p／高さ 21cm
• 商品コード 9784832249066
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[exsoy]

恋してはいけないアンドロイドが恋をする話。狙ってる感はあるけど全体的には面白い。心があるモノに死ねと言う。どうしてこんな世界になった？

2020/05/26

[HERO-TAKA]

人間とアンドロイドの禁じられた恋とひとことで済ませてしまえば、もはや手垢のついた題材ではあるが、我々が生きる世界で例えるのならば近親相姦であったりペドフィリアであったり、そういった性質のない人間にとっては酷い生理的嫌悪感を抱かせ、社会的に抹殺、二度と表舞台に立てないぐらいのバッシングを喰らう世界となると緊張感がある。人間への恋愛感情は致命的なバグとして再教育対象とするにも関わらず、人間側の都合でその他の感情は持たされたアンドロイドが、人間のことを勝手だと薄ら笑うシーンでは背筋がぞくりとした。

2019/02/02

[Porco]

すごくいい漫画でした。映画化してほしい。 アンドロイドは恋愛感情を持つと処分される時代の、アンドロイドと人間の恋の話。

2022/02/10

[けいろー]

『まんがタイムきらら』で連載中の4コママンガ。ゆるふわな日常を描いたラブコメを想像していたところ、いい意味で裏切られた。本作で描かれるのは、アンドロイドの少女が抱いた、許されざる恋心。見た目はかわいらしくあたたかな絵柄なのに、思いのほか重厚なストーリーが展開していく。と同時に、時折挿入される「ラブコメ感」に癒やされ、ホッとする感覚もあった。シリアスになりすぎず、それでいてストーリーの魅力を損なわず、キャラクターのかわいらしさに触れ、会話を楽しむことができるという、絶妙なバランス感が魅力的な作品。

2018/05/21

[真白優樹]

高度に発展した科学は魔法と区別がつかない、ならば機械の彼女が抱く想いは偽物ではなく本物なのだろう。だけどそれは決して許されぬ恋。世界が、誰かが彼女の想いの邪魔をする。それでも尚、許されぬと分かっていても求めてしまう。希望は何処にも見えぬ、辛い事ばかりだと分かっている。それでも、側にいてほしいと思う。だからこんな冷たい、残酷な世界でも温かな希望を探す。切なさが迸り溢れ出しているこの物語。果たしてこの先に、足掻き続ける先に温かな希望は待っているのか。それとも辛いばかりの世界か。 次巻は一体何が待つのか。

2017/12/31