出版社内容情報
それは人生の劇的変化…。一人暮らしの希夏帆の前に恋人・愁人が連れてきた二人の少年。二人は愁人の親戚で両親を失ったばかりの兄弟だという。希夏帆の家で生真面目な中学2年生の冬真、天真爛漫な5歳の春陽、そして愁人の4人は同居生活をすることに。戸惑う日々の中、彼らの新たな関係が始まるーー。
麻生海[アソウカイ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
66
両親を交通事故で亡くした14歳と5歳の兄弟。あまり関わりのなかった遠い親戚の男と、彼とお付き合いしている物書きの女と、家族のような生活を送ることになる。連絡もせずに、しかも〆切り前に突然連れてこられた状況ながら、自分が差し出せるものを瞬時に判断し決断する。極めて理性的でありながら、溢れだす情の温かな光。対局に思える姿と言葉遣いなのに、女神にしか見えなくなる。これだけの信頼感で結ばれる男に、何故結婚はしないとキナさんは言うのだろう。先が楽しみ。2021/06/24
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
48
再読。2021/06/15
はつばあば
39
kindleunlimitedで読ませてもらったが続きが気になるので即2巻共購入。文筆業の彼女の元に通うダメンズ君が連れて来たのは・・親を亡くして間もない中学生と5歳の幼稚園児。その子達とどういう生活をしていくのか。手探りしながらではあるが、彼女と彼らがお互いまだギクシャクしてはいるが・・読み応えありました。親になったことの無い人が親の役割を押し付け?られた時、キナさんのように対応してくれる彼女を得るのは男にとって天使かも(#^^#)。急いで次巻を!2019/05/08
ホシナーたかはし
30
タイトルの前には「家族」やら「恋人」やらが付くのではないでしょうか。未成年に対して、怒るのも責任持つのも大人のつとめ。読んでて、ここまで責任感無いので、恥ずかしくなってきました。登場人物のバックボーンが、主人公と兄弟以外あまり語られていないところが珍しい。物語が等身大で都合の良い展開になっていないところが良いのかもしれません。2019/03/30
Hong Kong
29
【タイトル縛りの本選び:6月は句読点②】 BWで、このタイトルは何だ?!と無料で読んだ。お人好しの彼氏が、物書きの彼女の家に相談なく、ふたりの子供を引き取って連れてくる話。ふたりの子供は事故で親をなくしたばかり。しかしすごいわ。この彼女さん、懐が広い。そして人間としてできている。2巻以降どんな4人の生活になっていくのかな?面白かったです。 2024/06/22