出版社内容情報
上村 五十鈴[ウエムラ イスズ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
30
なにも「決着」していない完結巻。人は生きている限り目指す場所に向かって歩き続けていて、それぞれの道の途中にいる同士が、ときおり少しだけ触れあって、心が揺れるんだ、というお話なんだなと思いました。わたしはこの作品にいろんなことを教えてもらったし、気持ちを支えてもらった気がしてる。おじいちゃんの熱量は変わらず、でも、最終巻で初登場したチハルさんと、悪役の顔のまんまの志村さんが、結局いいトコ持ってったですね。カッコイイぞ志村さん(笑)。トキオくんという若い「星」の、ひとときの物語、覗かせてくれてありがとう。2016/12/18
しましまこ
11
まさかの完結。じいちゃん好きだー!もっと読みたかったよ。2016/12/23
ozoz
9
最終巻。いろいろ回収できないとこがあるけど、描ききらないところが自由でいいのかなと思える余白が心地よい作品。じいちゃんの丸い口で語られる言葉が良き。トキオくん、良かったぁ。ポロポロ泣いて、自分を解放していく姿にじんわり。あったかいお話です。2023/01/21
ひつじねこ
8
4冊まとめての感想。モチーフありきにとどまらず、心を揺さぶってくれる温かな物語が並ぶ。キャラクターの抱える強さや弱さや優しさに何度も瞼が熱くなった。じいちゃんの包容力というか受容力が半端じゃなくて、まさに最高神ゼウスか巨大な引力を持つ太陽か、という感じ。ああ、でもゼウスは女たらしだから違うか。トキオを見ていると「一度死ぬ」ことをしないと人は成長しないのかもしれないと思う。自分のこだわり、枠組みをいかにバラして事に当たるか。そして実はトキオ意外にもスクラップ・アンド・ビルドは溢れている。頑張ろう、と思えた。2017/08/26
半熟タマゴ@コミック
6
トキオ前に進んだね。故郷に帰ったとしても今のトキオならきっと大丈夫。小宇宙みたいな場所どこかにあったりしないかなぁ。2018/03/25
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