浄土真宗本願寺派 宗法改定論ノート

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784831890337
  • NDC分類 188.52
  • Cコード C3015

出版社内容情報

西本願寺が日本初の議会制度を導入して140年。三権分立の弊害とは? 戦後の宗法改定議論の要点を、膨大な議事録からあぶり出す。明治期に西本願寺が日本初の議会制度を導入して140年。浄土真宗本願寺派で危惧される、三権分立による弊害とは何か。宗派と本山本願寺は区分すべきなのか。門主はどのように位置づけるべきなのか。
平成19(2007)年に『浄土真宗本願寺派宗制』を全面改定、平成23(2011)年には『浄土真宗本願寺派宗法』を全文改定、その後も宗法改定の見直しが公言されている。
本書では、浄土真宗本願寺派が直面している諸問題を、「戦後レジーム」「近代主義の限界」という視点で見直すことを提唱。膨大な議事録をもとに昭和30年度、昭和36年度に繰り広げられた宗法改定議論の検討を通して、戦後の宗法改定議論の要点をあぶり出す。


目  次
はしがき
本書の立場と方法

昭和三十年度宗法改定論議
一 「宗政民主化」と「門主制」をめぐる論戦
1 「門主を中心として」の文言挿入
2 「如何せん数において差別がついておる」
3 第百二十回臨時宗会の争点
二 「三権分立主義の弊害を除去」
1 第百二十五回定期宗会の争点
2 《宗門の運営は寺院単位》
3 《公選議員は一教区、僧俗各々一名》
4 「行議兼職」の問題
5 《僧侶教区会議員は組長をもって充てる》
6 門徒議員団の批判──「総局の瓦解でなくして、宗門の内攻」──

昭和三十六年度宗法改定論議
一 「マンモス宗会案」について
1 「企画調査室」の設置と「宗務刷新特別対策委員会」の発足
2 アンケートの集計
3 第百四十一回臨時宗会──「マンモス宗会案の提出」──
4 第百四十一回臨時宗会の質問戦
5 継続審議の背景
6 宗法改定論議の深層
? 門主の総長指名制について
? 「宗会の権限縮小」「宗会軽視」について
? 政局の行方
二 「宗門総会案」について
1 第百四十二回定期宗会の経過
2 「宗会機構改革」をめぐる論議
? 「宗門総会案」とは
? 第百四十二回定期宗会の質問戦
? 宗会解散
? 宗会機構改革案への反対意見
? 「宗門総会案」の意味するもの
? 宗会機構改革案への賛成意見
3 総選挙と特別宗会
? 総選挙
? 立候補者とその所信
? 第百四十三回特別宗会
三 むすびにかえて


あとがき
索引

池田行信[イケダギョウシン]
著・文・その他

内容説明

西本願寺が、日本初の議会制度を導入して140年。“法灯伝承”を旨とする宗教法人として、宗派と本山本願寺は区分すべきなのか。門主の立場を、どのように位置づけるべきなのか。戦後の宗法改定をめぐる議論の要点を、膨大な議事録をもとに明らかにする。

目次

昭和三十年度宗法改定論議(「宗政民主化」と「門主制」をめぐる論戦;「三権分立主義の弊害を除去」)
昭和三十六年度宗法改定論議(「マンモス宗会案」について;「宗門総会案」について;むすびにかえて)

著者等紹介

池田行信[イケダギョウシン]
1953年栃木県生まれ。龍谷大学大学院文学研究科博士課程(真宗学)修了。現在、浄土真宗本願寺派総務、慈願寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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