内容説明
多くの人を惹きつけてやまない『歎異抄』の魅力はなにか。全文を原文・私訳・解説で明快に伝え、「往生」「浄土」「念仏」などの意味と課題もわかりやすく説明。
目次
浄土真宗の教えの肝要をあらわす第一条
「選ばない」という平等の心
自力以上の悪はない
命がけで訪ねて来た事情
安易に安心させるのは危ない
覚如上人にも同様のご文が
往生は一人のしのぎ
「思い通り」という「不自由」
自身のあり方を恥じる
かまなくてもマムシは毒ヘビ〔ほか〕
著者等紹介
満井秀城[ミツイシュウジョウ]
1958年、広島県に生まれる。1984年、大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。1992年、本願寺派宗学院卒業。本願寺派宗学院研究員、本願寺派教学伝道研究所長を経て、現在、本願寺派総合研究所副所長、本願寺派司教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
0
宗派を超え多くの人に大きな影響 西田幾多郎:臨済録と歎異抄さえあればよい 名分・衝動的・印象に残る 人間としての罪意識 親鸞聖人の訓示:師訓篇 唯円が問題ありとした異義:異義篇 選ばない:平等の心 自力以上の悪なし 思い通り≒不自由 仏教で最も大切な慈悲 悟りの世界に安住せず 切り花は実を結ばず 一道とは唯一無二の道 大悲のはたらき=磁石 言葉リレーの危うさ 信心や念仏も条件ではない 重病人:お粥が一番 自信教人信と自障障他 即身成仏 六根清浄 煩悩具足・地獄一定の私 仏に大小なし 信心かけなばその詮なし2020/11/15