内容説明
お坊さんだって、迷っている。その悩みを共有することで、お寺は社会に開かれる。新しい仏教のあり方を模索する希望の書!
目次
0 本願寺白熱教室―11のジレンマ
1 開かれた浄土真宗―教えを床の間に飾っておいてよいのか?
2 生と死の公共性―宗教は津波から命を救えるのか?
3 原発の是非の倫理的問いと宗教界の声―仏教は原発に反対声明を出すべきか?
4 宗教は他者を排除するのか?―公共性と他者:公共性にとって他者はどのように大事な問題なのか?
5 「葛藤する存在」が作り出す公共性―欲望から公共圏の可能性を考えよう
6 ウェブに見る宗教の公共性―浄土真宗はウェブ上に存在しているのか?
7 「お寺」と地域の公共性―なぜ、寺は潰れないのか?
8 基礎から学ぶ「公共性と宗教」
著者等紹介
小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、千葉大学法経学部助手・助教授、千葉大学教授、ケンブリッジ大学社会政治学部客員研究員およびセルウィン・コレッジ準フェローを経て、千葉大学大学院人文社会科学研究科教授、千葉大学地球環境福祉研究センター長、慶應義塾大学大学院システムデサイン・マネジメント研究科特別招聘教授。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。専門は政治哲学、公共哲学、比較政治。政治的なテーマに加えて、ビジネス哲学や人生哲学についての講義を各地で行っている
藤丸智雄[フジマルトモオ]
1966年岡山県生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。東京大学大学院博士課程印度学仏教学専攻満期退学。2002年より教学伝道研究センター(現、浄土真宗本願寺派総合研究所)研究助手、研究員を経て、現在、浄土真宗本願寺派総合研究所副所長、岡山理科大学非常勤講師、武蔵野大学非常勤講師。専門は中国仏教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CD
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