内容説明
画家にして作家である著者が、幼年期、母のこと、映画、友、旅、酒などを素材に、創作の核に潜む夢幻世界を明かす。川端康成賞作家のロマネスク・エッセー。
目次
縁
もう一つの命
夢は右半球から現われ
ときどきの思い
森の不思議
映画の中の旅
キリストの来ない街
トレーシングペーパーの秘密と神秘
人生は琴の弦のように
二重の暗示
タルコフスキー随想
月山、あの世の山
月山の月
どこへも行かないでいいのでせうか
涙が主題である
取材旅行
瓜二つ
レクイエム
八海山
雪の意味
鎌倉
野荒らしの虎
闇の中
屎糞所
あほだら経
浅草
夢合わせ