内容説明
パパとママが別れるんじゃないかって不安に思った冬の夜も、5月の楽しかったピクニックの夜も、銀色の三日月がかがやいていた…。あたしの生活はずっと変わらないと思っていた。あの日、ママが事故にあうまでは…。春、モニカはやっと、おかあさんのいない生活になれてきました。夏の浜辺でであったやさしいローレは、こおりついたモニカとおとうさんの心を少しずつあたためて…。満ちては欠ける月のすがたに、モニカはおかあさんの面影をさがします。10歳の少女モニカのゆれうごく心を描く、思い出と悲しみ、そして愛の物語。