内容説明
今、「愚鈍」としての自らを問う。凡夫の救いを追求した親鸞聖人が『教行信証』を書かずにはおれなかった根底を、詳細に説いた熱意溢れる講習会の全記録。
目次
1 『教行信証』はなぜ書かれたか(教えに出遇った者の責任;なぜ「文類集」なのか;本願の世界から遠い存在 ほか)
2 仏教は諸仏の世界(浄土の教えとしての「一乗」;存在の大きさは出遇ったものの大きさ;不回向の行 ほか)
3 愚鈍の感覚(「愚鈍」として自らを問う;精神の傲慢;微笑みを失った信仰 ほか)
著者等紹介
宮城〓[ミヤギシズカ]
1931年、京都市に生まれる。大谷大学文学部卒業。大谷専修学院講師、教学研究所所員、真宗教学研究所所長を歴任。真宗大谷派本福寺前住職。九州大谷短期大学名誉教授。2008年11月21日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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