出版社内容情報
はるか南方の観音浄土を小さな屋形舟で目ざす補陀落渡海。日本宗教史上の謎とされてきた特異な習俗の全貌を初めて明らかにし、反響を呼んだ話題の大著。日本山岳修験学会賞受賞。
内容説明
自然や人間に対する共感と同情にふれ、「いのち」の重さを語るように補陀落渡海の歴史が綴られている本。
目次
第1章 補陀落信仰の世界(補陀落渡海研究の軌跡;観音浄土の補陀落山 ほか)
第2章 補陀落渡海の実態(智定坊の補陀落渡海;実勝坊の補陀落渡海 ほか)
第3章 補陀落渡海の諸相(四国の補陀落渡海;九州の補陀落渡海 ほか)
第4章 補陀落渡海の絵画史料(補陀落渡海の絵像;那智参詣曼荼羅の諸本 ほか)
第5章 補陀落渡海の周縁(補陀落渡海僧の諸類型;補陀落渡海と捨身行 ほか)
著者等紹介
根井浄[ネイキヨシ]
1949年宮崎県生まれ。1979年大谷大学大学院文学研究科博士課程修了。神戸大学、京都女子大学など非常勤講師を経ながら、現在神戸常盤短期大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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