出版社内容情報
文明~明応年間の蓮如期に爆発的な拡大をみせた本願寺教団。直参衆をはじめとする教団内諸身分の確立や、儀式を媒介に門末を編成していく宗主の求心力の背景など、その組織と制度の展開過程を当時の思潮・慣習の影響を連関させつつ解明。
目次
第1部 蓮如教団形成の諸問題(蓮如の生涯;「寛正の法難」の背景;「無碍光宗」について ほか)
第2部 戦国期本願寺教団の形成と展開(戦国期本願寺直参考;戦国期本願寺坊主衆組織の一形態―「定衆」「常住衆」の位置;戦国期本願寺一家衆の構造 ほか)
第3部 戦国期本願寺儀式の形成と展開(本願寺の堂舎と荘厳の変遷;戦国期本願寺教団における年中行事の成立;『永正十七年元旦ヨリ儀式』 ほか)
著者等紹介
草野顕之[クサノケンシ]
1952年福岡県久留米市に生まれる。1976年大谷大学文学部史学科卒業。1981年大谷大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。1985年大谷大学文学部専任講師。同助教授を経て2000年同教授、現在に至る
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