現代語訳 南海寄帰内法伝―七世紀インド仏教僧伽の日常生活

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現代語訳 南海寄帰内法伝―七世紀インド仏教僧伽の日常生活

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  • サイズ A5判/ページ数 452,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831873538
  • NDC分類 186.1
  • Cコード C3015

出版社内容情報

唐代の僧・義浄が留学先インドで見聞した、七世紀インドの衣食住にわたる戒律の実態を伝える第一級史料『南海寄帰内法伝』の初の全訳。重要視されつつも難解とされてきた本書を平易な言葉で訳した、仏教学・東洋史学・民俗学・印中比較文化論研究必読の書。

内容説明

7世紀、戒律を学ぶため、海路によりインドに渡った中国人(僧侶)義浄三蔵が、留学先ナーランダー寺での衣食住にわたる戒律の実態を報告した第一級史料『南海寄帰内法伝』を、正確かつ平易に現代語訳した画期的労作。

目次

仏教通史―宇宙開闢から唐代まで
破夏非小(夏安居‐雨期三ヶ月の合宿‐を破っても僧伽内の地位の降下はない)
対尊之儀(尊像・尊者に対するきまり)
食座小床(食事は小さな椅子に腰掛けてとる)
餐分浄触(食事には浄・不浄区別の原則がある)
食罷去穢(食後に穢れを去る)
水有二瓶(浄と不浄の二種類の水がある)
晨旦観虫(朝、水中の虫を観察する)
朝嚼歯木(朝には歯磨きをする)
受斎軌則(お斎のきまり)〔ほか〕

著者等紹介

宮林昭彦[ミヤバヤシショウゲン]
1932年、長野県生まれ。1955年、大正大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。1978年、大正大学教授。1985~6年、大正大学より海外研修を命じられる。南方上座部仏教の戒律実態調査のため、タイ国バンコク市トンブリのワット・パクナム・パーシーチャロアンにて出家・得度、短期間の僧伽出家生活を実修。1997年、大正大学人間学部長を経て、2001年、大本山光明寺第百十二世法主就任

加藤栄司[カトウエイジ]
1948年、千葉県生まれ。1982年、大正大学大学院文学研究科宗教学専攻博士課程満期退学。1985~6年、前記タイ国バンコク市トンブリにての海外研修に同行。現在、東方研究会研究員
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感想・レビュー

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K子

2
要は『南海寄帰内法伝』の日本語訳であり、唐の僧の義浄が海路で天竺に行って帰ってきた記録です。 高校世界史で必ず名前だけは出てくる書であり、当時のインドネシアにあったシュリーヴィジャヤ王国(室利仏逝)に関する重要史料とされます。 内容はというと、本のサブタイトルにある通り、当時のインドにおける仏教僧侶の生活様式について、です。それがやたらと細かく書き連ねてあります。あれ?室利仏逝に関する記述はどこにあったのよ?というくらい、大部分はインドの日常生活描写です。壮大な海洋冒険旅行記を期待していたら日常系だった。2019/12/22

naagita

1
義淨三蔵(635-713)がものした『南海寄帰内法伝』は、七世紀末のインド仏教の実態を知る上でこの上ない資料となっている。っつーか日本人のステレオタイプ的な仏教観からすると、「えっ?何これ」とゆー意外な記述が続くためか、あまり積極的に読まれていないような気がする。中国仏教は「北伝仏教」と謂われるが、実は義淨のように海路でインドに渡り、「南伝」で仏法をもたらした僧侶もいた。また、現在まで続く大乗の比丘尼サンガを創設したのも海路で中国に渡ったスリランカの尼僧(無畏山寺派)であったという。2009/01/05

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