内容説明
大著『金枝篇』で世界に衝撃を与えた人類学者の壮絶な学者人生と秘められた私生活。研究一筋の風変わりな日常から、出版をめぐる人間模様、悪妻とも評された妻との結婚生活まで。未公開書簡や日記も満載した画期的評伝。英国ベストセラーの初邦訳。
目次
フレイザーとその学者人生
少年期と青年期
トリニティ・カレッジ時代
人類学の過去の風景
パウサニアスとロバートソン・スミス
神話学と相反する感情
『金枝篇』
スミスの死、フレイザーの結婚
『パウサニアスの“ギリシア案内記”』
ボールドウィン・スペンサー、アンドリュー・ラング、エドマンド・ゴス
『金枝篇』第二版
ヘブライ人の世界
『王権の歴史についての講義』とリヴァプール
フレイザーとマレットの批判
『金枝篇』第三版
王の誉れ
古典への回帰
余波
著者等紹介
アッカーマン,ロバート[アッカーマン,ロバート][Ackerman,Robert]
1935年生まれ。フィラデルフィア芸術大学人文学部長、ケンブリッジ大学クレア・ホール客員教授
小松和彦[コマツカズヒコ]
1947年生まれ、1970年埼玉大学教養学部教養学科卒業、1976年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。文化人類学・民俗学専攻。大阪大学教授を経て、国際日本文化研究センター教授
玉井〓[タマイアキラ]
1946年生まれ、1969年大阪大学文学部英文科卒業、1971年同大学院修士課程修了。英文学専攻、文学博士。現在、大阪大学文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
塩崎ツトム