内容説明
ヨアヒム・ヴァッハはエリアーデと並ぶシカゴ学派宗教学の創始者であり、本書は「宗教学」が、比較研究から哲学や心理学、社会学などの諸ジャンルへと展開、成熟してゆく過程を体系的に考察した、記念碑的著作である。他にJ・M・キタガワによる序論「ヴァッハの生涯と思想」、リチャード・ガードナーの書き下ろし解説を付す。
目次
序論 ヴァッハの生涯と思想
第1章 宗教の比較研究の発展、意味、方法
第2章 宗教経験の本性
第3章 思想における宗教経験の表現
第4章 行為における宗教経験の表現
第5章 共同体における宗教経験の表現