出版社内容情報
『歎異抄』についての講演録まとめたもの。口語体による原文の意訳と丁寧な解釈は、まさに読者と共に『歎異抄』を味読していく1冊本書は京都の高倉会館にて、約21年にわたって語られた『歎異抄』の講演を全4巻にまとめた内の第2弾。
口語体による原文の意訳と「一年一条」というかたちで説かれた丁寧な解釈は、まさに読者とともに『歎異抄』を味読していくものとなっています。
第2巻は第五条?第十条までを収録。
私は、この漢文体で記された総序の文全体を通して、そこに仏弟子の切々とした歎異の至情を窺い知ると同時に、その歎異の至情が、どれほど具体的現実に立脚した師教の確認と、その伝承への悲願とによって、語り掛けられることがあるかを、一種の怖れを感じざるうぃ得ないほどの思いで知らされるのです。
それは真の仏弟子であることの責任的遺言であり、それ故に、いつの世、いつの時においても聞き取られなくてはならない遺教であると感じます。
《「序文 歎異の精神」より》
『歎異抄』の解釈において定評のある本書が、読者の声により新装版として待望の復刊。
第五条 いのちのあゆみ
第六条 いのちのひろさ
第七条 軽安
第八条 悲願の一乗
第九条 信心の内観
第十条 念仏成仏の自然
廣瀬 杲[ヒロセ タカシ]
著・文・その他
目次
第5条 いのちのあゆみ
第6条 いのちのひろさ
第7条 軽安
第8条 悲願の一乗
第9条 信心の内観
第10条 念仏成仏の自然
著者等紹介
廣瀬杲[ヒロセタカシ]
1924年京都市生まれ。大谷大学文学部卒業。大谷大学元学長。大谷大学名誉教授。文学博士。私塾聞光学舎主幹。2011年12月逝去。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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