内容説明
アカデミー賞受賞映画「おくりびと」では描かれなかった、「生」と「死」の本当の意味。「死ぬ」とは、どういうことか―?
目次
序―『納棺夫日記』と映画「おくりびと」(映画化で原作者を辞退;納棺夫が伝えたかったこと)
第1章 死の現場での体験(親族の恥と罵られ;恋人の瞳 ほか)
第2章 死ぬとはどういうことか(生と死の区別;十四歳の二人の少年 ほか)
第3章 死者たちに導かれて(仏教との出遇い;いのちの光を拠りどころに ほか)
第4章 いのちのバトンタッチ(光に触れた後の生き方―悟りと八正道;死後の世界の有無―有見と無見 ほか)
著者等紹介
青木新門[アオキシンモン]
詩人・作家。1937年、富山県(下新川郡入善町荒又)生まれ。早稲田大学中退後、富山市で飲食店「すからべ」を経営する傍ら文学を志す。吉村昭氏の推挙で「文学者」に短編小説「柿の炎」が載るが、店が倒産。1973年、冠婚葬祭会社(現オークス)に入社。専務取締役を経て、現在は顧問。1993年、葬式の現場の体験を「納棺夫日記」と題して著しベストセラーとなり全国的に注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
映画「おくりびと」の原作となった『納棺夫日記』の続編。納官夫日記が読みやすかったので、こちらは宗教がらみで読みづらくて斜め読みでした。2014/09/07
のし
19
前半はよくわかるが、後半からは、難しい内容になっています。死に立ち会う経験は、誰にも貴重な体験であることに間違いない。その意味が書かれてあります。前回の続編ではなかった。仏教についてはよくわからないので飛ばして読み進めました。2014/09/30
ichi
13
【図書館本】映画「おくりびと」の原作となった『納棺夫日記』の続編。著者は「おくりびと」の原作とメディアに載せないでほしい。あくまでも仏教の本であるから。と言っている。確かに仏教など宗教についてわかりやすく読める内容の本でした。著者自身が納棺師をしているから描けるエピソードに興味があり、斜め読みで読ませていただきました。2018/06/17
ぼぶたろう
12
作者がおっしゃっている通り、作品の本筋は前作とほぼ同じかな。生死を切り分けずに捉えること、その上でいろんな条件が重なって巡り会える生命の光について、より深く語られている印象を受けました。引用されていた、南吉のでんでんむしの童話が印象的です。『わたしのせなかのからのなかには かなしみがいっぱいつまっているのではないか』2018/03/02
kiho
11
「おくりびと」の映画には入れ込めなかった部分があることを、納棺夫日記の作者、そして仕事人として語っている⭐仏教への深い掘り下げには、よくわからない部分もあったが、青木さんの経験から生まれる思いの深さが伝わる。2015/05/08
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