内容説明
隠元隆〓の渡来とその系譜に連なる黄檗派教団の展開、そして近代の黄檗宗公称を経て現在まで続く360年余りに及ぶ歴史を、教団の展開に大きく関与した妙心寺派や権力者たちなどとの関係に注目しつつ、禅宗史の第一人者が網羅的に描く。日本史学の手法によって基礎的情報を提供する初の本格的黄檗宗通史!
目次
第1編 日本時代の隠元(近世の渡来僧と史料;道者超元の渡来と活動;長崎滞留期の隠元;黄檗派の成立)
第2編 黄檗派の展開(黄檗山住持と幕府;草創五十年の展開;末寺帳と派勢;長崎の唐寺;黄檗僧の活動と文化;近現代の展開)
著者等紹介
竹貫元勝[タケヌキゲンショウ]
1945年京都府生まれ。花園大学名誉教授、同大学大学院文学研究科客員教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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