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近江商人の生活態度―家訓・倫理・信仰

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  • サイズ A5判/ページ数 292p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784831862570
  • NDC分類 384.38
  • Cコード C0039

内容説明

これまで経済学や経営学の領域から、近江商人が採用していた経営手法に関心が寄せられ、その手法をめぐって数多くの研究が蓄積されてきた。しかし本書でとりあげるのは、なぜ、近江という特定の地域から独自の価値観を身につけた商人集団が生まれたのか、しかも、なぜ、近江出身の商人集団が「近江商人」という呼称を冠せられ、注目されたのか、そこに焦点を当ててとりあげたい。その解明には、かれらの生活態度の背後にある価値観や文化・宗教が大きく影響している―

目次

序章 近江商人の生活態度を探究する
第1章 近江商人と仏教信仰の関係性
第2章 湖東五個荘の近江商人―家業継承と仏教信仰
第3章 盛岡の近江商人―継承された仏教信仰と家業転換
第4章 北関東の近江日野商人―家憲・店則に示された社会規範と倫理
第5章 明治期における商家の家訓と村落規範の比較分析
第6章 家憲・店則からみる辻善兵衛家の価値観
終章 近江商人の生活態度

著者等紹介

窪田和美[クボタカズミ]
1951年京都市生まれ。龍谷大学法学部法律学科卒業、信託銀行勤務を経て、1988年龍谷大学文学部社会学科社会学専攻学士入学。1992年龍谷大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了(文学修士)。1995年龍谷大学社会学部助手。短期大学部助教授を経て、龍谷大学短期大学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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