出版社内容情報
「禅はむずかしい理屈を教えるのではなく、私たちが生きている原点、生きるための原理を指摘してくれるのです。坐禅はその根本行。ほかならぬ自分の足の痛さも、実はありがたい。眠さに打ち勝つのも私自身の問題なのです。」(本文より)
時代を超えて語り継がれてきた禅匠たちの自由かつ端的な100の禅体験を、90歳の禅僧が日常生活に即して説きあかす一冊。迷いや不安の多い時代、ものごとの本質を見つめ直すことばが日々の暮らしに智慧の灯をともす。
※『従容録』は中国・元時代に万松行秀がまとめた禅籍です。曹洞宗で重んじられてきました。
序文 石井修道
第一則 世尊陞座
~~第一〇〇則 瑯?山河
解説 五十嵐嗣郎
後記 椎名宏雄
索引
【目次】
序文 石井修道
第一則 世尊陞座
~~第一〇〇則 瑯?山河
解説 五十嵐嗣郎
後記 椎名宏雄
索引
内容説明
禅体験の中に生活のヒントを見出す。時代を超えて語り継がれてきた禅匠たちの自由かつ端的な100の禅体験を、わかりやすく読み下し、日常生活に即して説きあかす。
目次
世尊陞座
達磨廓然
東印請祖
世尊指地
清源米価
馬祖白黒
薬山陞座
百丈野狐
南泉斬猫
台山婆子
雲門両病
地蔵種田
臨済瞎驢
廓侍過茶
仰山挿鍬
麻谷振錫
法眼毫釐
趙州狗子
雲門須弥
地蔵親切〔ほか〕
著者等紹介
椎名宏雄[シイナコウユウ]
1934年、東京生まれ。駒澤大学大学院博士後期課程満期退学。1958年、龍泉院住職就任。曹洞宗宗学研究所研究員、曹洞宗総合研究センター委託研究員、駒澤大学大学院非常勤講師、大本山永平寺眼蔵会講師、柏市文化財保護委員会会長等を歴任。2019年に住職を引退して東堂となる。専門は禅宗文献学(宋元版禅籍)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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