内容説明
縁起の構成要素ひとつひとつを丹念に読み解く注釈的作業と、それに裏打ちされた精緻な分析。近代的な学問分野の束縛を脱して、新たな解釈を提示することにより、寺院縁起研究の新しい地平を拓く九本の論考を収載。
目次
総論 寺院縁起の古層
比叡山造鐘譚に見る嵯峨上皇―伝円澄「比叡山建立縁起」を起点として
寺院縁起文の史料性について―『興福寺縁起』を読む
醍醐寺本諸寺縁起集注釈抄(「放光菩薩記」注釈;「大神宮法華十講会縁起」注釈;「龍門寺縁起」注釈;「六角堂縁起」注釈)
東京大学史料編纂所蔵実相院本『大雲寺縁起』の紹介・翻刻
『西琳寺文永注記』について
著者等紹介
小林真由美[コバヤシマユミ]
1963年生まれ。成城大学文芸学部准教授
北條勝貴[ホウジョウカツタカ]
1970年生まれ。上智大学文学部准教授
増尾伸一郎[マスオシンイチロウ]
1956年生まれ。東京成徳大学人文学部教授在職中、2014年7月急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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