内容説明
幼い頃に両手両足を失い、苦難の人生を歩みながらも、生涯、身障者支援に尽力した中村久子。最晩年の語りからうかがう「生きる意味」とは。
目次
1 中村久子(悲母観世音菩薩像;中村久子という人)
2 蓮成寺の法縁(一枚のはがき;幼い頃の思い出―微かな記憶をたどる)
3 中村久子法話「生かさるゝ仕合せ」(抄)(讃題―西条八十 詠「ほほえみ」;私はいつも新婚旅行)
4 一通の手紙―尼さんの眼病を治してあげたい(遺された手紙;花山信勝との出遇い)
5 宿業のままに―詠歌三首(歌に託されたこころ;慈光を求めて)
著者等紹介
青木馨[アオキカオル]
1954年、愛知県生まれ。真宗大谷派蓮成寺住職。同朋大学仏教文化研究所客員所員。2018年、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。