内容説明
創造の原点。創造性、好奇心、洞察力などは生活に密着した学びによって育まれる―2000年ノーベル化学賞受賞者・白川先生のエッセイ集。
目次
1 自然に学ぶ(化学の楽しさ体験―百見は一実験に如かず;理系も文系もない―好奇心豊かな子に育てて;「象牙の塔」として―基礎研究は大学の役割;科学技術の功罪―人々の理解度が重要に;自然に学ぶ―発見に胸をときめかせる;重い環境問題―「役立つ」プラスチック元凶に;ノーベル賞受賞―評価に喜び期待に重み;ノーベル賞の金メダル―科学の本質表すデザイン;フランクリンの願い―科学進歩と心の豊かさ;ありのままを観る―家庭で身に付いた基本;知的財産権の保護―創造性を育む制度とは;不戦の誓い継承を―軍事転用 薄れる危惧の念)
2 日本語で科学を学び、考え、そして創造できる幸せ―先人の努力を糧に
3 高分子合成を志して
著者等紹介
白川英樹[シラカワヒデキ]
1936年、東京生まれ。小学校から高校卒業までを岐阜県高山市で過ごす。1961年、東京工業大学理工学部化学工学科卒業。1966年、同大学大学院理工学研究科博士課程修了、工学博士。同年、同大学資源化学研究所助手。1976年、米国ペンシルベニア大学博士研究員。1979年、筑波大学助教授、同教授を経て2000年、停年退官、同大学名誉教授。日本学士院会員、内閣府総合科学技術会議議員(2001‐03年)。1983年「ポリアセチレンに関する研究」で高分子学会賞。1999年「導電性高分子の発見と開拓」で高分子科学功績賞。2000年「導電性高分子の発見と開発」でアラン・マクダイアミッド、アラン・ヒーガー両教授とともにノーベル化学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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