内容説明
みえない世界から、みられるという想像力。“まなざし”から読み解く、新しい日本文化史論。
目次
「序」にかえて―冥・顕論の地平
第1部 冥・顕論の視点(冥衆との対話―慶政『比良山古人霊託』の場合;中世神道論における冥と顕―慈遍の著作を中心に ほか)
断章 消息一通
第2部 宗教史への展開(十世紀日本の自己贈与の言説―『三宝絵』と兼明親王の願文;日本中世の釈迦と舎利―隠されているものの宗教史 ほか)
第3部 冥・顕の多様性(現世の祈りと三界万霊―如来教における信仰共同体;みえない世界のかたち―奇跡の誕生 ほか)