出版社内容情報
豊郷小学校から発見された多数のガラス乾板。そこには貧しさや軍国化の波にもまれつつも、子どもたちのキラキラした笑顔や土に根ざして力強く生きる人々の姿など暮らしの原風景が写されていた。当時を知る古老たちの語り口が心にしみる、心温まる写真集。
内容説明
ふるさとで育ち、ふるさとに生きる。心豊かな暮らしがあった、昭和のあの頃。本当の豊かさとは何なのか、旧豊郷(とよさと)小学校から発見された古写真と古老たちの語りが、読む人すべての心に問いかける。
目次
第1章 おばあちゃんが振り返る、わが人生90年(弟をおんぶして、かくれんぼ;女学校前の「歯入れ屋さん」 ほか)
第2章 水と作業で苦労する―今に伝えたい暮らしの営み(山の中の溜池と「神水」;両岸に分かれての水争い ほか)
第3章 「たくましさ」の中に生きた子どもたち(白亜の殿堂;健脚の秘密は通学にあり ほか)
第4章 “御国のために”みなが生きていた時代(二十町歩の大地主になれる;「小波開拓団」として入植 ほか)
著者等紹介
武邑尚彦[タケムラタカヒコ]
昭和20(1945)年、滋賀県生まれ。龍谷大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。文学修士。滋賀県立短期大学教授を経て、滋賀県立大学人間文化学部教授。アジア各地を探訪し、自然・人・歴史(先祖)のかかわりを連なるいのちの視点から考究。専攻は、社会学、文化人類学、地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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