出版社内容情報
近代仏教のキーマン・清沢満之の思想と彼が同時代・後世に与えた影響に注目し、「近代仏教」の新視点を示唆する刺激的な入門書!
山本 伸裕[ヤマモト ノブヒロ]
碧海 寿広[オオミ トシヒロ]
内容説明
近代仏教の確立者と称される清沢満之の思想を解明するだけでなく、その思想が夏目漱石、正岡子規などをはじめとする同時代の人々や、後世の社会に与えた影響にも着目することで、今後の清沢研究にまったく新しい視座を提供する刺激的な入門書!
目次
清沢満之研究の今―「近代仏教」を超えられるか?
第1部 清沢満之の思想(清沢満之の宗教哲学―自力門・他力門の概念を手引きに;親鸞と清沢満之;教育者としての清沢満之)
第2部 時代のなかの清沢満之(清沢満之の「信」―同時代的視点から;明治文学界の思想的交響圏―満之・漱石・子規の近代;甦る清沢満之;仏教思想の政治学―金子大榮の異安心事件をめぐって)
現代思想としての清沢満之―そのカレイドスコープの一視角から
著者等紹介
山本伸裕[ヤマモトノブヒロ]
1969年生まれ。専攻は倫理学、仏教学、日本思想史。東京大学文学部思想文化学科倫理学専修課程卒業。東洋大学文学研究科仏教学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)(大谷大学)。真宗大谷派・親鸞仏教センター研究員、東京大学東洋文化研究所特任研究員を経て、東京医療保健大学客員准教授
碧海寿広[オオミトシヒロ]
1981年生まれ。専攻は宗教学、近代仏教。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、龍谷大学アジア仏教文化研究センター博士研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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