出版社内容情報
『宗教の目ざすもの』『人間その価値と存在』を収録。宗教のあり方について、主としてキリスト教と仏教の比較を通し、寛容と多様性の承認という視点から根底的に問い直す。
目次
宗教のめざすもの(宗教をめぐって;神をめぐって;キリスト教と西洋哲学;仏をめぐって;法をめぐって;宗教のめざすもの―仏教の宗教観)
人間 その価値と存在(唯一・絶対・完全論ノート;断章;イザールのほとりで)
仏教の宗教観・人間観(仏心とは大慈悲これなり―仏教の宗教観;ともにこれ凡夫のみ―仏教の人間観)
著者等紹介
三枝充悳[サイグサミツヨシ]
1923年静岡市に生まれる。1950年東京大学文学部哲学科卒業。1959‐62年ミュンヘン大学に学び、Dr.phil.を受ける。1999年10月‐2003年6月東方学院院長。筑波大学名誉教授。文学博士
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