内容説明
親鸞の「夢」「家族観」。妙好人の回心経験。仏教カウンセリング。宗教心理学の立場から、親鸞思想の現代的意義を解明した待望の論考集成。
目次
1 宗教経験の心理学的考察(「起信」の構造;真宗篤信者にみる宗教的人間像;真宗篤信者の社会的態度について;妙好人の回心経験をめぐって)
2 親鸞の人格形成と宗教意識(浄土真宗における師資相承の一考察;親鸞の宗教的人格形成と聖徳太子;親鸞における宗教意識の成熟と夢)
3 親鸞の求道と家族観(「非僧非俗」の系譜;親鸞のライフサイクルと人間関係;親鸞における親子の問題;親鸞の家族観)
5 現代真宗伝道の基底(日本浄土教の画期をめぐって;宗教的対話―宗教的カウンセリングの可能性をめぐって;親鸞における対面的人間関係―相談伝道の視座から;仏教的支援活動とカウンセリング)
著者等紹介
寺川幽芳[テラカワユウホウ]
1936年京都市に生まれる。龍谷大学文学部哲学科卒、龍谷大学大学院修士課程(仏教学・仏教史学専攻)修了。京都女子大学助教授、龍谷大学社会学部教授を歴任。2005年、龍谷大学を定年退職。龍谷大学名誉教授、放送大学客員教授、中央仏教学院通信教育部講師、浄土真宗本願寺派願通寺住職。専門は宗教心理学・真宗学
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