内容説明
『教行証文類』には、親鸞が生涯をかけ苦悩のなかで経験し実践したことが書かれている。それゆえその教えに、自分の人生を直結させてわが「こと」として学びとる覚悟がなければ、親鸞のまことの教えに出会うことはできない。伝統教学の観念的な親鸞理解を徹底批判し、渾身の思いをこめたシリーズ第八弾。
目次
第1章 序説
第2章 「総序」の意趣
第3章 真実教の開顕―「教文類」
第4章 真実行の確立―「行文類」
第5章 真実信の本義―「信文類」
第6章 真実証の領解―「証文類」
第7章 真仏・真土の思想―「真仏土文類」
第8章 化身・化土の教説―「化身土文類」
第9章 「後序」の意趣
著者等紹介
信楽峻麿[シガラキタカマロ]
1926年広島県に生まれる。1955年龍谷大学研究科(旧制)を卒業。1958年龍谷大学文学部に奉職。助手、講師、助教授を経て1970年に教授。1989年より1995年まで龍谷大学学長。1995年より2008年まで仏教伝道協会理事長。現在、龍谷大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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