内容説明
お経の文言を表面的に読んだだけで聖典を理解したと思っていませんか。科学的な文献研究と自己の信心体験が困難ななかにもよく統合されてこそ、本当に聖典を理解したといえるのです。そうした視点から七五〇年の真宗教学史のなかではじめて生まれた新しく大胆な試み。
目次
第1章 序説(浄土三部経の選定;浄土三部経の成立とその翻訳 ほか)
第2章 「無量寿経」(「無量寿経」の組織とその解説;「無量寿経」における阿弥陀仏と浄土 ほか)
第3章 『観無量寿経』(『観無量寿経』の組織とその解説;『観無量寿経』における阿弥陀仏と浄土 ほか)
第4章 「阿弥陀経」(「阿弥陀経」の組織とその解説;「阿弥陀経」における浄土 ほか)
第5章 親鸞における浄土三部経領解(浄土三部経の説相;浄土三部経の宗体 ほか)
著者等紹介
信楽峻麿[シガラキタカマロ]
1926年広島県に生まれる。1955年龍谷大学研究科(旧制)を卒業。1958年龍谷大学文学部に奉職。助手、講師、助教授を経て1970年に教授。1989年より1995年まで龍谷大学学長。1995年より2008年まで仏教伝道協会理事長。現在、龍谷大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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