法蔵館文庫<br> 京都地蔵盆の歴史 (増訂)

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

法蔵館文庫
京都地蔵盆の歴史 (増訂)

  • 村上 紀夫【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 法蔵館(2025/07発売)
  • 文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 24pt
  • ウェブストアに27冊在庫がございます。(2025年08月06日 00時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A6判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784831827012
  • NDC分類 387
  • Cコード C0139

出版社内容情報

地蔵盆に秘められた京都の「記憶」
祇園祭などと並ぶ夏の風物詩が語る歴史――

夏休み終盤、京都市内で子どもたちの無病息災を祈って町ごとに催される「地蔵盆」。祇園祭や五山の送り火と並ぶ「夏の風物詩」とされながら、その来歴を知る人は京都でも少ない。

本書では、子どもたちの流行現象に起源をもつ地蔵盆が、禁止令や疫病などを乗り越え、形を変えて現代へと至る過程を丹念にたどり、都市京都に根づいた歴史的意味を文献と実地調査を通して考える。

京都の都市文化をより深く知るための鍵となる一冊が、近年の地蔵盆事情などを記した補章を加え、装い新たに再登場!

■地蔵盆とは?■
毎年地蔵菩薩の縁日である8月24日頃に京都の各地で実施される年中行事。「お地蔵さんが子どもを守る」という理解から、「子どもたちの祭り」と一般的には認識されている。京都のみならず、近郊の大阪・兵庫・滋賀などでも一部実施されているが、京都で特に盛んに行われていることから、京都の盆行事の特色とされ、京都の都市文化を知るうえで欠かせないものと言えるが、これまでその歴史研究は皆無であり、本書は京都の地蔵盆の歴史研究に初めて本格的に取り組んだ1冊といえる。

■目 次■
序 章 地蔵盆の風景
第一章 京都のお地蔵さま
第二章 地蔵祭のはじまりと京都
第三章 近世都市京都と地蔵祭
第四章 近代の地蔵祭
第五章 地蔵盆の近現代
終 章 地蔵祭から地蔵盆へ
補章1 近代初頭大阪における「地蔵」
補章2 二〇一七~二四年 京都地蔵盆の「歴史」管見
地蔵盆関係略年表 ほか


【目次】

序 章 地蔵盆の風景

第一章京都のお地蔵さま
 一 地蔵菩薩の伝来と広がり
 二 中世の地蔵信仰
 三 泰平の時代と地蔵菩薩
 四 六地蔵めぐり

第二章 地蔵祭のはじまりと京都
 一 中世の墓と石仏
 二 「地蔵祭」のはじまり
 三 発見される石仏
 四 弘法大師の地蔵尊
 五 一七世紀の京都
 六 「地蔵会」か「地蔵祭」か

第三章 近世都市京都と地蔵祭
 一 京の町と地蔵祭
 二 領主が始めた地蔵祭
 三 宗教者と地蔵信仰
 四 木戸と町
 五 運営と行事
 六 もうひとつの〝地蔵盆〟――大日会
 七 停止・中断させられる地蔵祭

第四章 近代の地蔵祭
 一 「お地蔵さま」が消えた日――明治四~五年の廃止
 二 お地蔵さまの撤去と地蔵祭の中断
 三 明治一六年のできごと
 四 明治一六年の布達
 五 マス・メディアと地蔵盆

第五章 地蔵盆の近現代
 一 明治期の歩み
 二 大正期の地蔵盆
 三 戦時体制下~戦後社会と地蔵盆
 四 現在の地蔵盆

終 章 地蔵祭から地蔵盆へ
 一 地蔵祭・地蔵盆の四〇〇年
 二 近世と近代の間
 三 地蔵祭・地蔵盆の祭祀
 四 かつての町居住者への供養
 五 地蔵盆がつなぐもの

補章1 近代初頭大阪における「地蔵」
 はじめに
 一 地蔵と往来
 二 地蔵と道祖神
 おわりに

補章2 二〇一七~二四年 京都地蔵盆の「歴史」管見
 はじめに
 一 地蔵盆の戦後史
 二 地蔵盆と現代
 三 新型コロナウィルスと地蔵盆

地蔵盆関係略年表
【参考文献】【引用史料】
あとがき/文庫版あとがき

内容説明

夏休み終盤、京都市内で子どもたちの無病息災を祈って町ごとに催される「地蔵盆」。祇園祭や五山の送り火と並ぶ「夏の風物詩」とされながら、その来歴を知る人は少ない。本書では、子どもたちの流行現象に起源をもつ地蔵盆が、禁止令や疫病などを乗り越え、形を変えて現代へと至る過程を丹念にたどり、都市京都に根づいた歴史的意味を文献と実地調査を通して考える。京都の都市文化をより深く知るための鍵となる一冊が、近年の地蔵盆事情などを記した補章を加え、装い新たに再登場!

目次

序章 地蔵盆の風景
第一章 京都のお地蔵さま
第二章 地蔵祭のはじまりと京都
第三章 近世都市京都と地蔵祭
第四章 近代の地蔵祭
第五章 地蔵盆の近現代史
終章 地蔵祭から地蔵盆へ
補章1 近代初頭大阪における「地蔵」
補章2 二〇一七~二四年 京都地蔵盆の「歴史」管見

著者等紹介

村上紀夫[ムラカミノリオ]
1970年愛媛県生まれ。大谷大学大学院文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)(奈良大学)。奈良大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

9
目次をめくった。京都府は明治四年に地蔵祭(など、盂蘭盆会、川施餓鬼、六斎念仏など)を取りやめるよう布達があった。既存のお堂と祀られる仏像を除くことを命じた。明治16年に取り消しの布達があった。先立って明治14年には盆踊りを解禁する布達があった。のち、地蔵盆となってゆく。私は神戸市育ちで、地蔵盆(と盆踊り)はあったなぁ。北関東に移ってからは地蔵盆とは遭遇してない2025/07/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22675030
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品