出版社内容情報
治承・寿永の内乱をほぼ無傷で乗り越え中世社会を貫く文化体系へと発展した顕密仏教。それなくして中世について語ることはできない。顕密仏教を基軸に多様な角度から新たな鎌倉仏教像を描き出し、中世史像を再構築する意欲作。
【目次】
序 章
第一章 鎌倉新仏教史観はなぜ破綻したか
第二章 中世人は神仏をどの程度信じていたのか
第三章 中世延暦寺をどのように捉えるか
第四章 道元禅は輸入仏教なのか
第五章 歴史にみる差別と仏教
第六章 神々の中世
終 章 顕密体制論と私
参考文献
図版出典一覧
あとがき
内容説明
私たちは鎌倉時代の仏教改革を過大評価しすぎてきた。顕密仏教は治承・寿永の内乱をほぼ無傷で乗り越え、中世社会を貫く文化体系へと発展した。顕密仏教に触れることなく、中世の文化・美術はもとより、国家・経済・法・政治について語ることはできない。顕密文教を基軸に、多様な角度から新たな鎌倉仏教像を描き出す。
目次
序章
第一章 鎌倉新仏教史観はなぜ破綻したか
第二章 中世人は神仏をどの程度信じていたのか
第三章 中世延暦寺をどのように捉えるか
第四章 道元禅は輸入仏教なのか
第五章 歴史にみる差別と仏教
第六章 神々の中世
終章 顕密体制論と私
著者等紹介
平雅行[タイラマサユキ]
1951年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学、博士(文学)。大阪大学名誉教授、京都先端科学大学名誉教授・同大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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