出版社内容情報
諸思想が交錯する明代の思潮を解きほぐし、「心即理」「知行合一」等に代表される概念を説明して陽明学とは何かを闡明するとともに、高僧たちの個性的な思想を活写して明末仏教思潮を浮き彫りにする。
日本思想界にも多大な影響を与えた陽明学と禅仏教を中心に、中国近世思想史を知るための必携の手引き書。
【目次】
はしがき
序 章 ――明代仏教思潮の見方――
第一章 太祖の宗教統制
第二章 成祖と道衍
第三章 明代前期仏教界の動向
第四章 儒家の仏教観
第五章 心学と経学
第六章 心学より理学へ――禅と朱子学――
第七章 陽明学出現の意義――新心学の誕生――
第八章 陽明学の性格
第九章 明末における仏教復興の原点
第十章 新仏教をになう群像(上)
第十一章 新仏教をになう群像(下)
第十二章 明末仏教の性格
第十三章 頓悟漸修の実践論
第十四章 楞厳経の流行
第十五章 異端のかたち――李卓吾をめぐって――
終 章
解説 三浦秀一
内容説明
諸思想が交錯する明代の思潮を解きほぐし、「心即理」「知行合一」等に代表される概念を説明して陽明学とは何かを闡明するとともに、高僧たちの個性的な思想を活写して明末仏教思潮を浮き彫りにする。日本思想界にも多大な影響を与えた陽明学と禅仏教を中心に、中国近世思想史を知るための必携の手引き書。
目次
序章 明代仏教思潮の見方
第一章 太祖の宗教統制
第二章 成祖と道衍
第三章 明代前期仏教界の動向
第四章 儒家の仏教観
第五章 心学と経学
第六章 心学より理学へ―禅と朱子学
第七章 陽明学出現の意義―新心学の誕生
第八章 陽明学の性格
第九章 明末における仏教復興の原点
第十章 新仏教をになう群像(上)
第十一章 新仏教をになう群像(下)
第十二章 明末仏教の性格
第十三章 頓悟漸修の実践論
第十四章 楞厳経の流行
第十五章 異端のかたち―李卓吾をめぐって
終章
著者等紹介
荒木見悟[アラキケンゴ]
1917年、広島県生まれ。九州帝国大学法文学部支那哲学科卒業。長崎師範学校、福岡学芸大学助教授を経て、九州大学文学部助教授、教授を歴任。1983年定年退官、同大学名誉教授。2017年3月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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