法蔵館文庫<br> 江戸時代の官僚制

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法蔵館文庫
江戸時代の官僚制

  • 藤井 讓治【著】
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  • サイズ A6判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784831826527
  • NDC分類 322.15
  • Cコード C1121

出版社内容情報

260年あまりに及ぶ徳川社会を運営した統治機構は、いかなる局面から生み出されたのか。そしてそれは、いかに運用されていたのか。

一次史料にもとづく堅実な分析と考察から、幕藩官僚=「職」の創出過程とその実態・特質を解明。また考察を通じて、武家社会を「身分や家格に縛られた閉鎖的な社会」とする理解にも再考を迫る。

日本近世史研究をリードしてきた著者が、幕藩官僚制の内実を明瞭かつコンパクトに論じた快著。

【目次】
凡例
読者へ

Ⅰ章 大久保長安と大岡忠相
 1 大久保長安
 2 大岡忠相

Ⅱ章 「人」から「職」へ
 1 出頭人政治の時代
 2 代替りの軋轢

Ⅲ章 「職」の形成とその特質
 1 「職」の形成
 2 「職」形成の諸相
 3 「職」と武士身分
 4 幕藩官僚制の運用と人的再生産

Ⅳ章 十七世紀中葉の幕府官僚たち
 1 寛文四年の大名・旗本
 2 寛文四年「職」の世界
 3 昇進の諸相
 4 家格の上昇

終章―まとめにかえて―

参考文献一覧
あとがき
文庫版あとがき
江戸幕府職名索引

※本書は1999年に青木書店より刊行された書籍の文庫版です。文庫化にあたって、「江戸幕府職名索引」を追加しました。

内容説明

二六〇年あまりに及ぶ徳川社会を運営した統治機構は、いかなる局面から生み出されたのか。そしてそれは、いかに運用されていたのか。一次史料にもとづく堅実な分析と考察から、幕藩官僚=「職」の創出過程とその実態・特質を解明。また考察を通じて、武家社会を「身分や家格に縛られた閉鎖的な社会」とする理解にも再考を迫る。日本近世史研究をリードしてきた著者が、幕藩官僚制の内実を明瞭かつコンパクトに論じた快著。

目次

1章 大久保長安と大岡忠相(大久保長安;大岡忠相)
2章 「人」から「職」へ(出頭人政治の時代;代替りの軋轢)
3章 「職」の形成とその特質(「職」の形成;「職」形成の諸相;「職」と武士身分 ほか)
4章 十七世紀中葉の幕府官僚たち(寛文四年の大名・旗本;寛文四年「職」の世界;昇進の諸相 ほか)
終章―まとめにかえて

著者等紹介

藤井讓治[フジイジョウジ]
1947年福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。京都大学大学院文学研究科教授を経て、同大学名誉教授・石川県立歴史博物館館長。専攻は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

120
日本の政治は朝廷や幕府を問わず、関白や将軍、執権らの意向に従う人治統治が続いてきた。いわば「天下人」の意向が最優先で、その失敗や歪みへの不満が一揆や戦争の原因となった。江戸時代も三代家光までは同様の形で来たが、家光の病を機に将軍不在でも政治が滞らぬよう法や制度を支える官僚組織が整備されていく。多彩な役職を経験させて人材を育成し、基本は身分制ながら昇進昇給できるシステムは現在の官僚制の原型といえる。旗本や御家人から実力で大名クラスへ家格を上昇させていく姿は、身分による閉鎖的な権力独占のイメージを一新させる。2023/12/17

うえぽん

32
日本近世史の専門家による幕藩官僚制に係る一般向け著作。江戸と明治、戦前と戦後の間は、通常は断絶要素の方が強調されるが、継続要素も実は重要。例えば、福沢諭吉を含め、一般的に幕藩官僚制における昇進は、家格や身分に縛られ、極めて閉鎖的なものと捉えられている。この本は、一次資料を丹念に調べた結果、限定的とはいえかなりの昇進制が存在し、それによる領知・知行高の増加と相続によるその継承が財政負担増に繋がり、対応策を必要としたことを明らかにしており、明治期以降との異同について、より丁寧な議論が必要であることが理解可能。2023/12/03

wuhujiang

3
本書第一章で出頭人の代表として大久保長安を、幕府管理機構が整備された後の政治家として大岡忠相を挙げる。有能とされる両者の仕事ぶりを比較することで、江戸初期と以降で幕府の「職」が整備されたんだよということが自然と飲み込めるのは素晴らしい構成だ。本書の説明に"武家社会を「身分や家格に縛られた閉鎖的な社会に再考を迫る」"とあるが、本書の内容を表すのにやや不適切。昇進にも結局出自や家格による限界はある。ただし、ガチガチに縛られているわけではなく本人の能力や努力で昇進する余地はあったよということ。2023/10/24

8

1
「寛政諸家譜」をデータ化して旗本の昇進制度を考察した労作。よくある“実は身分移動は結構あった”に導かれていくが、結局「諸家譜」をベースに検討するから同じ様な結果になる。「諸家譜」に載らない江戸初期からほとんど身分移動の無い大量の御家人層をどう捉えて評価するかが、このタイトルの著作には必要だったんじゃないか。2024/02/02

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