出版社内容情報
久松 真一[ヒサマツ シンイチ]
著・文・その他
星野 元豊[ホシノ ゲンポウ]
解説
水野 友晴[ミズノ トモハル]
解説
内容説明
中世的な他律を脱した近世・近代的な自律をさらに超えて、外から与えられた何ものにも縛られることなく無礙自在に生きる「絶対的な自律」(ポストモダン)へ至る道を考究し続けた稀代の哲人・久松真一。その哲学の核心を示す「無神論」「人間の真実存」「禅―近代文明における禅の意義」「東洋的無の性格」などの論考にくわえ、自叙伝的エッセイ「学究生活の想い出」を収録。
目次
無神論
人間の真実存
悟り―後近代的(Post・modern)人間像
禅―近代文明における禅の意義
東洋的無の性格
幽玄論―特に能における
学究生活の想い出
著者等紹介
久松真一[ヒサマツシンイチ]
1889年岐阜県に生まれる。京都帝国大学哲学科卒業。西田幾多郎らに学ぶ。西田の薦めにより妙心寺の地上湘山老師に参禅。臨済宗大学(現花園大学)教授、京都大学教授、ハーヴァード大学客員教授などを歴任。1980年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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