出版社内容情報
唐木 順三[カラキ ジュンゾウ]
著・文・その他
寺田 透[テラダ トオル]
解説
飯島 孝良[イイジマ タカヨシ]
解説
内容説明
近代というニヒリズム(無常)があらわになった時代をいかに乗り越えるべきか。著者はその克服の可能性を、逆に無常を積極的に選びとり徹底させていく中世の禅思想のなかに見出していく―。最高傑作「無常の形而上学―道元」をはじめ、「禅と自然」「風狂の詩僧―一休和尚」など、戦後日本を代表する禅知識人・唐木順三による世評高い卓異の論考10篇を精選。
目次
禅と自然
道元―中世芸術の根柢
無常の形而上学―道元
『正法眼蔵』―わが一冊の本
『正法眼蔵』をどん読んできたか
正法眼蔵随聞記について
道元と良寛の心
法燈国師のこと
風狂の詩僧―一休和尚
禅と中世文学
著者等紹介
唐木順三[カラキジュンゾウ]
1904年長野県に生まれる。1927年京都大学文学部哲学科卒業。文芸評論家。筑摩書房顧問、明治大学文学部教授を務める。1980年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。