内容説明
戦火による都市の縮小、治安悪化にともない横行する犯罪と頻発する喧嘩、惣構を設け「城塞」と化した都市で自衛・自治する町人。上洛した信長が見た京都は、応仁・文明の乱と幾度の政争を経て、かつてとまったく異なる姿に変貌していた。同時代史料から、「町」が社会集団として成熟していくさまや、戦国期京都が辿った激動の軌跡を尋ね、都市民らの視線を通して信長と京都の関係を捉え直した斬新な戦国都市論。
目次
第1章 若き信長と城塞都市京都(上京・下京と洛中洛外;惣構に囲まれた上京・下京)
第2章 自衛・自治する町と町人(惣構の中の都市世界;惣町・町組・町の成立)
第3章 林立する日蓮宗寺院と信長(惣構の一角を占める日蓮宗寺院;信長と敵対していなかった日蓮宗寺院)
第4章 信長と京都の深い溝(足利義昭と再上洛した信長;義昭の謀叛と上京焼き討ち)
終章 信長、京都に死す
著者等紹介
河内将芳[カワウチマサヨシ]
1963年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。奈良大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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